愛人~アイレン~
今までサボっていたメイクに髪のセットをしたら、数倍マシになった私が居る。
「あれ、幸。
今日可愛くない?」
「ありがとう」
真司が私を見てくれる事が嬉しい。
やっと、出会った頃の私達に戻れる。
そう思うのに、虚しいのは何でだろう__
そうだ。
真司は私の顔しか見ていなかった事が分かったからだ。
そう考えた瞬間、真司に対する愛は冷めていた。
それでも、別れようとなんて思えなくて久々に褒めてくれた真司と身体を重ねていたんだ。
事が終わると、自分の部屋に向かいベッドに横になるとスマホを触る。
寂しい__
そうは思うが、真司に対する愛は完全に冷めたばかり。
だからか、真司の気を引く気にもなれない。
気が付いたら、ネットで探した男性と連絡を取り始めている自分が居た。
別に彼氏が欲しいとか恋をしたいと思った訳じゃない。
ただ、ネットの世界だけで良いからチヤホヤされたかった。
幸い、痩せて来たお陰で顔の肉も大分落ちた。
だから、写真なら私が太っている事はバレないだろう。
相手の写メを見せてもらうと、私好みの可愛い顔をしている。
でも、今まで辛い恋愛ばかりしていた私がやっと見付けた休息の場所を失う気はない。
「あれ、幸。
今日可愛くない?」
「ありがとう」
真司が私を見てくれる事が嬉しい。
やっと、出会った頃の私達に戻れる。
そう思うのに、虚しいのは何でだろう__
そうだ。
真司は私の顔しか見ていなかった事が分かったからだ。
そう考えた瞬間、真司に対する愛は冷めていた。
それでも、別れようとなんて思えなくて久々に褒めてくれた真司と身体を重ねていたんだ。
事が終わると、自分の部屋に向かいベッドに横になるとスマホを触る。
寂しい__
そうは思うが、真司に対する愛は完全に冷めたばかり。
だからか、真司の気を引く気にもなれない。
気が付いたら、ネットで探した男性と連絡を取り始めている自分が居た。
別に彼氏が欲しいとか恋をしたいと思った訳じゃない。
ただ、ネットの世界だけで良いからチヤホヤされたかった。
幸い、痩せて来たお陰で顔の肉も大分落ちた。
だから、写真なら私が太っている事はバレないだろう。
相手の写メを見せてもらうと、私好みの可愛い顔をしている。
でも、今まで辛い恋愛ばかりしていた私がやっと見付けた休息の場所を失う気はない。