愛人~アイレン~
早く健と一緒に暮らしたい。

でも、もう少しお金を貯めたいというのが紛れもない本音。


『いや。また旦那浮気すると思うから様子みるよ!』
『まだ、一緒に暮らせないんだね?』
「もうすぐだから頑張ろう。ところでさ」
「うん?」
「私、健と一緒のアクセサリーほしい!
お金入ったし明日にでも買いに行かない」


健はアクセサリーが好きだから興味をしめしてくれるだろう。


「行きたい」
「じゃあ、健が買いたいブランド決めていてね!!」
「うん。幸……」
「ん?」
「明日、俺の家来て!
幸とのペアリング見に行きたい……」


健とのペアリング。
そう考えただけで、嬉しくて堪らない。


「うん!見に行こう!!」


会話を済ませると布団に入って、眠りに着いた。


明日が楽しみでたまらない。


お揃いのリングは絶対に買う。その他に、健にプレゼントを買いたい。
何を上げたら喜ぶだろうか。


□□□


昨日は色んな事を考えているうちに眠りについてしまったようだ。


健に会うのだから清潔にしなきゃいけない。
普段、滅多に風呂に入らない私が丁寧にシャワーを浴びた。


なんだか、お腹が少しだけ出た感じがする。
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