愛人~アイレン~
彼とは夜景を見に行った。
暗闇に紛れるような場所。
しかし彼は言葉通りに、一切私に触れて来ない。こんな事は初めてだから愛されている感が伝わり心地良い。
彼の事なら信じれる__
「ねえ……」
「ん?」
「サイトの名前真司だったけど、本当の名前?」
言葉にしてから気付いた。
こんな、重い質問……。そう反省した瞬間、財布を出した彼。
「本名真司だよ!今井真司!!」
そう言って、真司が見せてくれたのは免許証で焦ってしまう。
「そ、そんなの会ったばかりの人に見せたら駄目だよ!!」
「なんで?」
「だって、悪用されちゃうかも知れないよ?」
「幸の事信じてるから」
「いまさっき会ったばかりなのに、危ないよ!!」
そう言った瞬間、優しく笑う真司。
「良いんだ」
「えっ!」
「幸になら何されても良いんだ……」
気付いたら涙が止まらない。彼なら本当に私の全てを受け入れてくれる気がした。
「住所載ってるから、私、押し掛けちゃうかも。ほら、迷惑掛かるでしよ?」
「良いよ!なんなら、一緒に住む?」
突然の彼の提案に心が揺れ動く__
その理由は喜び。でも、そんな単純な話では無かっ__
暗闇に紛れるような場所。
しかし彼は言葉通りに、一切私に触れて来ない。こんな事は初めてだから愛されている感が伝わり心地良い。
彼の事なら信じれる__
「ねえ……」
「ん?」
「サイトの名前真司だったけど、本当の名前?」
言葉にしてから気付いた。
こんな、重い質問……。そう反省した瞬間、財布を出した彼。
「本名真司だよ!今井真司!!」
そう言って、真司が見せてくれたのは免許証で焦ってしまう。
「そ、そんなの会ったばかりの人に見せたら駄目だよ!!」
「なんで?」
「だって、悪用されちゃうかも知れないよ?」
「幸の事信じてるから」
「いまさっき会ったばかりなのに、危ないよ!!」
そう言った瞬間、優しく笑う真司。
「良いんだ」
「えっ!」
「幸になら何されても良いんだ……」
気付いたら涙が止まらない。彼なら本当に私の全てを受け入れてくれる気がした。
「住所載ってるから、私、押し掛けちゃうかも。ほら、迷惑掛かるでしよ?」
「良いよ!なんなら、一緒に住む?」
突然の彼の提案に心が揺れ動く__
その理由は喜び。でも、そんな単純な話では無かっ__