砂浜に描いたうたかたの夢
苦笑いしながらジョニーを撫でていると、道路のほうから誰かが歩いてくる足音が聞こえた。
「おや! 松川さん!」
「おお! 高山さん!」
振り向いた先にいたのは、祖父と同世代くらいのおじいさん。
「久しぶりですね〜。シロくんのお散歩ですか?」
「ええ。今日は曇ってるので、久しぶりに出かけようと思いまして」
その彼の足元に、柴犬に似た白いワンちゃんが1匹。会話からすると男の子のようだ。
「あらら、見かけないお顔が。もしかしてお孫さん?」
「ええ。夏休みなので帰省してるんですよ」
「そうでしたか。はじめまして、高山といいます。こっちはシロです」
「は、はじめましてっ。一花といいます」
祖父の後ろから顔を出し、たどたどしく自己紹介をした。頭を下げたついでに、シロくんのお顔を拝見する。
垂れ耳のジョニーとは違い、三角形の立ち耳。尻尾はお尻に向かってくるんと巻き上がっている。
すごく可愛いけど、ネーミングセンスが……。そのまますぎて思わず笑いそうになっちゃったよ。
「おや! 松川さん!」
「おお! 高山さん!」
振り向いた先にいたのは、祖父と同世代くらいのおじいさん。
「久しぶりですね〜。シロくんのお散歩ですか?」
「ええ。今日は曇ってるので、久しぶりに出かけようと思いまして」
その彼の足元に、柴犬に似た白いワンちゃんが1匹。会話からすると男の子のようだ。
「あらら、見かけないお顔が。もしかしてお孫さん?」
「ええ。夏休みなので帰省してるんですよ」
「そうでしたか。はじめまして、高山といいます。こっちはシロです」
「は、はじめましてっ。一花といいます」
祖父の後ろから顔を出し、たどたどしく自己紹介をした。頭を下げたついでに、シロくんのお顔を拝見する。
垂れ耳のジョニーとは違い、三角形の立ち耳。尻尾はお尻に向かってくるんと巻き上がっている。
すごく可愛いけど、ネーミングセンスが……。そのまますぎて思わず笑いそうになっちゃったよ。