彦星さまは会いたくてたまらない
「その代わり
姫野が卒業して
オマエの親が認めてくれたら
一緒に住もうな」
ひゃぁぁ、嬉しいよぉ。
「織姫と彦星だった
頃みたいに
暑苦しいくらい
オマエにべったりするかも
だけど。
そこは、覚悟しておいて」
それって……
「二人だけで
住むってことですか?」
「なに?
可愛い顔したウサギ王子とも
一緒に住みたいとか?」
「違います、違います。
私は、先生と二人だけで
暮らしたいです」
だって……
前世で同棲した時
彦星さまのカッコよさを
独占できて、
ドS×甘々で、たくさん溺愛
してもらったこと、
幸せ過ぎだったんですから。