あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
仲間の想いに触れた夜
片付けを終え、保育園に戻ってきた時には夕方になっていた。


今から、先生達だけのお疲れ様会が始まる。


少しだけポテトや唐揚げなどの食べ物やおやつを用意して、ジュースやお茶で乾杯した。


夏祭りの成功を喜び合って、みんなでワイワイお喋りする時間は楽しかった。


はしゃいで疲れたせいか、途中から眠ってしまったけど、雪都も特別に一緒に残らせてもらってる。


そして、いつしか話題は慶都さんのことに……


「お話しできてドキドキしましたぁ~何なんですか、あの色気は」


「本当、あのセクシーな流し目に唇に、もうキュンキュンしちゃった~」


「またお迎え来ないかな。私もお話してみたいです」


「私も話せなくて残念でした。緊張して近くに行けなかったです。あの人、他の男性が目に入らなくなるくらいキラキラ輝いてましたね」


慶都さんの話でしばらく持ち切りになって、私はずっと苦笑いするしかなかった。
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