あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
「彩葉さん。今日はお疲れ様でした」


理久先生が、自分の飲みかけのジュースを持ってきて隣に座った。


「お疲れ様。子ども達、みんな喜んでたよね。雪都もあんなにはしゃいで。疲れてよく眠ってる」


「今、寝顔見てきました。本当によく眠ってますね。他の子と比べるわけじゃないけど、でも、もし結婚したら雪都君みたいな可愛い男の子が欲しいなって思います」


理久先生は、そう言ってジュースを1口飲んだ。


「いろいろ……ありがとう。そんな風に言ってくれて有難いよ。雪都、先生のこと好きみたいだし」


「本当ですか? それならすごく嬉しいです。僕、彩葉先生や雪都君の力になれたらって、いつも思ってますから。遠慮なく何でも言ってくださいね」


優しいね、理久先生。


今日はみんな、慶都さんのことで盛り上がってるけど、いつもは理久先生が話題に上がることも多い。


癒し系イケメンで、可愛くて、オシャレで……って、みんな褒めてる。
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