あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
「確かに鈍い。致命的に鈍いよ」
うんうんって、うなづいてる弥生。
「そんなに鈍い鈍いって言わなくても。一応、ちゃんと自覚してるんだからね」
「ごめん、ごめん~でもさ、鈍い方が可愛いよ。彩葉はさ、本当に優しくて、私なんかよりずっと素敵なレディなんだから。一堂 彩葉は「九条 彩葉」になるべきだよ。マリエだっけ? そんなライバルなんか蹴散らしてしまいな!」
マリエさんのこと、いきなり呼び捨てになってる。
「あ、ありがとう。今日、弥生と話せて良かった。感謝しかないよ。あとは自分なりにしっかり考えてみるね」
「うん、うん。それがいいよ。最後は自分だもんね。自分で出した答えしか、結局はちゃんとした「正解」じゃないんだよね」
「うん、そうだね。1番の正解、出したいな……」
「彩葉の正解、私の正解、また答え合わせしよ!」
「だね。あ、あとね、今度、花火大会あるでしょ?」
「あっ、うん。あれ行きたいよね~あの花火大会、たくさん上がるし、ものすごく綺麗だもんね」
「私、慶都さんに誘われたんだ」
うんうんって、うなづいてる弥生。
「そんなに鈍い鈍いって言わなくても。一応、ちゃんと自覚してるんだからね」
「ごめん、ごめん~でもさ、鈍い方が可愛いよ。彩葉はさ、本当に優しくて、私なんかよりずっと素敵なレディなんだから。一堂 彩葉は「九条 彩葉」になるべきだよ。マリエだっけ? そんなライバルなんか蹴散らしてしまいな!」
マリエさんのこと、いきなり呼び捨てになってる。
「あ、ありがとう。今日、弥生と話せて良かった。感謝しかないよ。あとは自分なりにしっかり考えてみるね」
「うん、うん。それがいいよ。最後は自分だもんね。自分で出した答えしか、結局はちゃんとした「正解」じゃないんだよね」
「うん、そうだね。1番の正解、出したいな……」
「彩葉の正解、私の正解、また答え合わせしよ!」
「だね。あ、あとね、今度、花火大会あるでしょ?」
「あっ、うん。あれ行きたいよね~あの花火大会、たくさん上がるし、ものすごく綺麗だもんね」
「私、慶都さんに誘われたんだ」