あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
新しい生活に胸を踊らせて
花火大会からしばらくして、私達は一緒に暮らし始めた。


高級感溢れる立派なマンション。


ここが建った時には、保育園の先生達が「いつか住みたい!」ってみんな話してた。


まさかそんな憧れの場所に住めるなんて、本当に夢みたいで。


今までのマンションの数十倍はあるキッチンやリビング、ちゃんと私の部屋も、雪都の部屋もある。


家具は、慶都さんが気に入って使っていた高価な物も持ち込んでもらって、その他必要な電化製品、カーテンや小物なんかは2人で1から買い揃えた。


慶都さんの物選びのセンスは抜群で、私にはない感性を持っている。


おかげでこんなオシャレで洗練された空間になり、私にはちょっともったいない気がしてる。


だけど、暮らし始めるとすごく快適で心地よくて、とてもリラックスでき、今はここが大好きな場所になった。
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