あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
そして、弥生と理久先生、保育園の先生達にも話した。


もうこれ以上隠してるのが嫌だったし、報告だけはしておきたかったから。


先生達は、話した瞬間にみんな大騒ぎになった。


みんなに「うらやまし過ぎる!」とか「マンションに遊びに行かせて~」とか「慶都さんのイケメン友達を紹介して」とか散々言われて。


でも、みんながちゃんと祝福してくれたことが嬉しくて、とても有難かった。


弥生はめちゃくちゃ泣いてくれて、死ぬほど喜んでくれた。


前に進めるように背中を押してくれたのは弥生だから、私は本当に感謝してる。


そして、理久先生には……改めて電話で話した。


『やっぱり僕が思ってた通りなんですね。複雑ですけど、彩葉先生が幸せになれるならそれでいいと思ってます。でも……本音を言えば、正直、キツいです。彩葉先生は別の人の彼女なんだって、あなたを見るたびに思ってしまいそうで』
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