あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
お迎えの時間がやってくると、残っていた先生達がソワソワしだした。
まだ見ぬイケメンさんとのご対面に、少なからず緊張しているのがわかる。
「こんばんは、失礼します」
来た!!
その少し低めの素敵な声に、みんなが一斉に振り向く。
入口のドアを開けて颯爽と入ってきたその男性は、まばゆいばかりのオーラを放ち、そこにスっと立って微笑んでいた。
その瞬間、部屋の奥の方にいた私の体に衝撃が走った。
えっ……?
体中の全ての動きが止まる感覚。
どうして……
勢いよく心臓がバクバクして、心と体が震え出す。
私はすぐに向き直して体を縮め、できるだけ顔を見られないように慌てておもちゃを片付けるフリをした。
嘘でしょ、別人?
他人の空似?
「西岡 真斗(まさと)君のお迎えにきました。代理の者です」
声まで似てる……
ずっと長い間、頭から離れなかった、あの声。
ちゃんと覚えてる、忘れるはずない。
まだ見ぬイケメンさんとのご対面に、少なからず緊張しているのがわかる。
「こんばんは、失礼します」
来た!!
その少し低めの素敵な声に、みんなが一斉に振り向く。
入口のドアを開けて颯爽と入ってきたその男性は、まばゆいばかりのオーラを放ち、そこにスっと立って微笑んでいた。
その瞬間、部屋の奥の方にいた私の体に衝撃が走った。
えっ……?
体中の全ての動きが止まる感覚。
どうして……
勢いよく心臓がバクバクして、心と体が震え出す。
私はすぐに向き直して体を縮め、できるだけ顔を見られないように慌てておもちゃを片付けるフリをした。
嘘でしょ、別人?
他人の空似?
「西岡 真斗(まさと)君のお迎えにきました。代理の者です」
声まで似てる……
ずっと長い間、頭から離れなかった、あの声。
ちゃんと覚えてる、忘れるはずない。