木苺 ~甘酸っぱいもの~
「親があんなんだったからね~、舞雪はわたしの子どもみたいなものよ」
「ありがとう…、茉白ちゃん」
「でも信じられないな~、独身って。
だって舞雪、既婚者にしか魅力を感じないって言ってたじゃない?」
「それは高1の頃ね。
今、3年だよ、茉白ちゃん」
「…わかった。
舞雪、信じるからね?」
「うん、信じてよ」
久しぶりに会った舞雪は幸せそうだ。
舞雪の言った通り、あの発言は高校1年生の時だ。
今は違うと思いたい…。
‐「ゆき、ねーちゃん、帰った?」
「帰ったよ、篠田(しのだ)さん」
舞雪は笑う。
「ちょろかったな~、茉白ちゃん」
「お~お~、怖い妹」
篠田は肩をすくめる。
「ありがとう…、茉白ちゃん」
「でも信じられないな~、独身って。
だって舞雪、既婚者にしか魅力を感じないって言ってたじゃない?」
「それは高1の頃ね。
今、3年だよ、茉白ちゃん」
「…わかった。
舞雪、信じるからね?」
「うん、信じてよ」
久しぶりに会った舞雪は幸せそうだ。
舞雪の言った通り、あの発言は高校1年生の時だ。
今は違うと思いたい…。
‐「ゆき、ねーちゃん、帰った?」
「帰ったよ、篠田(しのだ)さん」
舞雪は笑う。
「ちょろかったな~、茉白ちゃん」
「お~お~、怖い妹」
篠田は肩をすくめる。