木苺 ~甘酸っぱいもの~
‐「まーちゃん…」
ふと見ると、茉白の実家なのに、魁(かい)がいる。
「魁君、どうしてここにいるの?」
「お義母(かあ)さんからまーちゃんが暴れてるって連絡もらって…」
「暴れてるってお母さん…!」
「魁君、茉白を連れて帰ってくれない?
ご飯中なの」
「はい」
魁は何も言わず、茉白の手を繋ぎ、
「お邪魔しました~」
茉白の実家を出た。
帰り道、
「お母さんはわたしが嫌いなんだ…」
茉白は呟く。
「まーちゃん…」
魁は痛ましげに茉白を見ている。
「つらいけど、わたしには魁君がいる。
だけど舞雪には誰もいない。
だから既婚者に手を出してしまったのかな…」
「まーちゃん、舞雪ちゃんの事は関わらない方がいいよ」
キッパリと魁は言った。
ふと見ると、茉白の実家なのに、魁(かい)がいる。
「魁君、どうしてここにいるの?」
「お義母(かあ)さんからまーちゃんが暴れてるって連絡もらって…」
「暴れてるってお母さん…!」
「魁君、茉白を連れて帰ってくれない?
ご飯中なの」
「はい」
魁は何も言わず、茉白の手を繋ぎ、
「お邪魔しました~」
茉白の実家を出た。
帰り道、
「お母さんはわたしが嫌いなんだ…」
茉白は呟く。
「まーちゃん…」
魁は痛ましげに茉白を見ている。
「つらいけど、わたしには魁君がいる。
だけど舞雪には誰もいない。
だから既婚者に手を出してしまったのかな…」
「まーちゃん、舞雪ちゃんの事は関わらない方がいいよ」
キッパリと魁は言った。