秘密のベビーのはずが、溺甘パパになった御曹司に一途愛で包まれています
送り終えると、スマホの画面が切り替わる。
そのタイミングで、再び梨香のSNSが視界に入った。ページを閉じてしまえばいいのにそうしなかったのは、彼女の同行がどうにも気になっていたからだろう。
最後に確認するように画面を見つめて、体が硬直した。
新たに投稿された写真は、今夜泊まると思われるホテルの外観だった。
【彼氏とお泊り!】
なんで今?と、タイミングの良さに戸惑う。
どこのホテルかは明かされていない。建物の概要はわかるが、ぼやけているせいで名前も読み取れない。
どうにも気になって、大雅から聞いている宿泊先のホテルを検索する。
表示されたのは不明瞭さを差し引いても梨香の写真と一致する外観で、頭が真っ白になった。
「嘘、でしょ……」
同じ日に、大雅と梨香はこのホテルに泊まる。
こうなると、昼間に投稿された写真に写り込んだ男性の腕も、どうしたって大雅のものとしか思えなくなってくる。
ふたりで泊まる。そういうことなのだろうか。
ハッとして電話をかけたが、大雅はもうその場から離れてしまったようで、出る気配はまったくない。
彼はいつも『寝る前のスマホの利用はよくなんだって』と、緊急でない限り今どき珍しいぐらい律儀に手に取らない。おそらく、今夜はこのまま返信もないだろう。
そのタイミングで、再び梨香のSNSが視界に入った。ページを閉じてしまえばいいのにそうしなかったのは、彼女の同行がどうにも気になっていたからだろう。
最後に確認するように画面を見つめて、体が硬直した。
新たに投稿された写真は、今夜泊まると思われるホテルの外観だった。
【彼氏とお泊り!】
なんで今?と、タイミングの良さに戸惑う。
どこのホテルかは明かされていない。建物の概要はわかるが、ぼやけているせいで名前も読み取れない。
どうにも気になって、大雅から聞いている宿泊先のホテルを検索する。
表示されたのは不明瞭さを差し引いても梨香の写真と一致する外観で、頭が真っ白になった。
「嘘、でしょ……」
同じ日に、大雅と梨香はこのホテルに泊まる。
こうなると、昼間に投稿された写真に写り込んだ男性の腕も、どうしたって大雅のものとしか思えなくなってくる。
ふたりで泊まる。そういうことなのだろうか。
ハッとして電話をかけたが、大雅はもうその場から離れてしまったようで、出る気配はまったくない。
彼はいつも『寝る前のスマホの利用はよくなんだって』と、緊急でない限り今どき珍しいぐらい律儀に手に取らない。おそらく、今夜はこのまま返信もないだろう。