秘密のベビーのはずが、溺甘パパになった御曹司に一途愛で包まれています
「ごめんなさい。言い直しをさせてほしい」
大雅がうなずくのを見届けて、仕切り直す。
「この五日間。大雅はいつも私を気遣って、陽太にたくさんの愛情を注いでくれて嬉しかった。大雅なら、結婚してもきっとうまくいくって信じられたの。だから……」
私の手を取って、そっと包み込んでくれる大雅に勇気づけられる。
「私と、結婚してください」
恥ずかしさで涙が浮かんでくる。
「もちろん。はあ……よかった。ここで断られたら、俺、生きていく自信がなかった」
「そんな、大げさな」
「大げさなんかじゃないよ。大好きな千香と、あんなに愛らしい陽太の存在を知ったら、もう離れられるわけがない」
安堵して零れ落ちた涙を、大雅の手が拭ってくれる。
そのままそっと私の肩に手を添えて、ゆっくりと顔を近づけてくる。そっと目を閉じた瞬間に、ふたりの唇が重なった。
これまでのような触れる程度の軽いものではなく、ついばむように何度も口づけられる。
「んん……」
唇を食まれて、溜まらず甘い声が漏れた。
少し開いた隙間から、大雅の熱い舌が口内に侵入する。
それに驚いてピクリと肩が跳ねると、大きな手が背中に回ってゆっくりとなでてくれた。
次第に緊張は薄れて、ただひたすら彼との口づけに没頭した。
大雅がうなずくのを見届けて、仕切り直す。
「この五日間。大雅はいつも私を気遣って、陽太にたくさんの愛情を注いでくれて嬉しかった。大雅なら、結婚してもきっとうまくいくって信じられたの。だから……」
私の手を取って、そっと包み込んでくれる大雅に勇気づけられる。
「私と、結婚してください」
恥ずかしさで涙が浮かんでくる。
「もちろん。はあ……よかった。ここで断られたら、俺、生きていく自信がなかった」
「そんな、大げさな」
「大げさなんかじゃないよ。大好きな千香と、あんなに愛らしい陽太の存在を知ったら、もう離れられるわけがない」
安堵して零れ落ちた涙を、大雅の手が拭ってくれる。
そのままそっと私の肩に手を添えて、ゆっくりと顔を近づけてくる。そっと目を閉じた瞬間に、ふたりの唇が重なった。
これまでのような触れる程度の軽いものではなく、ついばむように何度も口づけられる。
「んん……」
唇を食まれて、溜まらず甘い声が漏れた。
少し開いた隙間から、大雅の熱い舌が口内に侵入する。
それに驚いてピクリと肩が跳ねると、大きな手が背中に回ってゆっくりとなでてくれた。
次第に緊張は薄れて、ただひたすら彼との口づけに没頭した。