S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~

 思わず要さんに手を伸ばして、背中をぎゅうと掴んでいた。

「どうしよう……」
「いろは……?」
「私、変になった? 変態なのは私の方で……こんなとこで、こんなことしちゃいけないって分かってるのに……やめてほしくない」

 今は出張中だ。
 出張中のホテル。プライベートでここにきたんじゃない。なのに私は……。
< 172 / 283 >

この作品をシェア

pagetop