S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
恥ずかしくて泣きそうになるのに、もっとしてほしい。
愛しくて嬉しいのに、少し怖い。
いろいろな感情がぐるぐると沸き起こってくる。
すると、いつも要さんの背中に腕を回して、
それから、言葉にならない声の途中、なんとか言葉を紡ぎだす。
「要さん、キスしててっ」
「あぁ」
要さんは、私がそう言うことが分かっていたように微笑むと、
それから何度も何度もキスをしてくれるのだ。