S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
食事のあと、シャワーを浴びながら私は考えていた。
昨日の夜、強引に要さんは私に触れた。
少し怖かったけど、ヤキモチをやいて強引な要さんまで好きな私は、やっぱり、相当重症だ。
夜、寝室のベッドに入る前、全身にドクドクと心臓の音が響いている気がした。
誘導されたわけでもないのに、要さんのいるベッドに自分から入って要さんの持っている本を取ってベッドサイドに置く。
少し驚いた顔の要さんを見て、私はその唇に自分から口付けた。
「要さん、私ね。覚悟できました。最後までする覚悟」