S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
19章:告白と限界
そう思ったとき、槙野さんは私を抱き寄せ、そして、私の髪を撫でる。
槙野さんの豊満な胸が頬に当たって、私のほうが恥ずかしくなった。
「真っ赤になっちゃって、ほんとかわいい! やっぱり要にはもったいない! いろはちゃん、私と要が付き合ってるって本気で思ってたんだよね」
「まぁ、昔、そういう噂流したのも俺だしな」
「そうそう。いろはちゃん以外興味ないから、寄ってくる女が面倒だって言いだして」
「そこまでは言わなくていい」
(やっぱり話が……読めない)