S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
23章:彼女と俺のこと③(side 要)
そして彼女は自分がどうにかしなくても、きちんと採用された。
それはそうだ。立ち居振る舞い、試験の点数、質疑応答、グループワーク、どこをとっても、彼女の右に出るものはいなかったのだから。
俺は彼女と再会して、彼女が入社してからある決断をした。
俺は、彼女を手に入れる。身体だけでなく、心まで全部。
絶対にそうしたいと、今までにない強い思いが自分の中に轟いていた。