S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
「そうそう。『いろはに子どもができて、いろはがまだ勤めたいと言ったら、その社内保育所に預けるだろうし、きっとそうなる。社内保育所なら、総帥も社内でいつでもひ孫に会いやすくなるだろう』と伝えたらうちの総帥は一発で落ちた。あの人、きっとポケットマネ―まで出すぞ。だから資金はふんだんにある。自由にやって」
そういって要さんはにやりと笑う。
あぁ、この人のこういうところ、頼りにはなるけど……敵には回したくない……。
「よほど総帥は要さんのこと愛してるんですね」
「まぁ……きっとあの時のお礼も兼ねてるし、いろはの方が愛されてると思うけどな」
「どういうことですか?」
疑問符が頭に浮かぶ私の髪を要さんは撫でて、話を戻す。
「ちなみにプレオープン時期も動かせるから」
「はい」
「だから、もう安心して子どもがつくれるな」
「はい。……はい?」
私が首をかしげると、要さんは微笑む。
それから私をベッドに押し倒すと、身体に巻いていたシーツを剥がし、首筋から胸にキスを落としだした。
「えっと、あれ?」
「やっぱりかわいいな、いろはは。子どももいろはに似てかわいいだろう」
「ちょっと待ってください。待って……」
「もう十分に待った。もう待たない」
要さんは笑うと、文句を言いかけた私の唇をふさぐ。
結局それからは、文句なんて言えなくなるほど抱き潰された。