S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~

 そんなことを考えていると、

「そんなに嬉しいんだ」
「はいっ。三堂さんとプライベートで飲みに行けるの久しぶりなんで嬉しいです!」
「昨日のこと、許せるくらいに?」

 突然そんなことを言われて、私は言葉に詰まる。
 それから、

「ゆ、許しません!」

と叫んだ。

「あんな理性崩壊させること言われちゃ、さすがに無理だって。こっちだってずっとギリギリのところで我慢してるんだから」
「何言って……」
「ほら、今日はもうしないから。おいで」

 そう言って、いつものように、ベッドに誘われる。
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