聖なる夜の甘い愛




洋くんは私の為にクリスマスまで一生懸命働いてくれてるんだって…わかってるよ。


だから今年は何も言わない、けどね?




洋くんと一緒に入れるだけで、幸せで。


洋くんとお花を見ながら話す時間が、大好きで。


洋くんの温もりが暖かくて。


洋くんの笑顔で、救われる。









洋くんがいてくれるだけで、いいんだよ?



だからこの気持ち、クリスマスに伝えてみようかな。









そしたらきっとあなたは、抱きしめてくれるよね?










―――――――



洋くんのバイトも終わり手を繋ながら歩いている。




「寒いなぁ…桃大丈夫?」


「…ん?私はね、」










洋くんがそこにいるだけで、暖かいから大丈夫だよ?










end


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