聖なる夜の甘い愛



「ぎょへっ…うぐぐ~苦じいぃ~」



いきなり和哉があたしの首を腕で締めてきた。



「無視すんな、あほ。お前が俺を無視するとかありえへんから。」


「ほいほい。」





そして、和哉の腕が優しくなって…抱きしめられてる形に…………って…




「みんな見てるじゃん!離してよ―っ」


「早荏は、俺のものだからねっ」





ニヤリと笑う和哉は、恐ろしい…。




「バカップルだ―」


なんて声が教室中から聞こえてくる。




恥ずかしい…けどね?


うん、でもあたしはバカップルでいいよ。和哉なんだから。



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