聖なる夜の甘い愛
「っ…い、いきなりっ…なんで、」
「今日は、恋人達の日やから。」
「あ、あの日以来一回も言ってなかったじゃん…っ」
「だってさ、俺…早荏が好きやから。」
…好きだから言うんじゃないの?
意味がわからないよ…。
「だから…何回も口でな?好き好き言ったらさ…安っぽくなるやん?俺の早荏への気持ち…そんなんにしたくないから。
それに、ここぞって時に言ったほうが伝わるやん?」
そっか…だから言わなかったんだ。
「言っとくけど…早荏も言ってくれへんやん。好きって。」
「だって和哉言ってくれなかったから…」
すると和哉はにっこり笑って
「お互いそんだけ、好きやって事やな。」
って少し照れながら言った。