聖なる夜の甘い愛



××××××××





「あと5分でクリスマスイブか…。」



泣きすぎて眠れなくて、何気なく目にした時計。








…ねぇ壱にぃはさ。
私と過ごしたくなかったのかな?

私が子供だから?


仕事が忙しい事くらいわかってる。
だけどね、こんなわがままが止まらないくらい、私は好きなの…。



そんな私は、やっぱり子供で…。









ピリリリリッ――――



「っ!?びっくりしたぁ…誰よ真夜中に電話なんて………。」



開けた瞬間でてくる、壱にぃって文字とハートだらけの画面。








時計を見れば、クリスマスイブだった。





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