聖なる夜の甘い愛
部屋に入ったら、手を離してくれた。
「俺…今日彼女と別れてきた。」
「………そか。」
それをあたしに言ったから、なんなの?
「俺…愛が好き。気づくの遅くてごめんな。」
「え……」
見上げれば、あなたの綺麗な笑顔。
「俺の一番目の彼女になってほしいんだ…やっぱり遅いかな…?」
「でも…だって…」
嬉しくないわけがない。
けど……。
「ってか愛のクリスマスプレゼント受け取らねーし。」
ニヤリと笑う俊次。
「24日、あと25日も。
楽しみにしてるから。」
「勝手に決めすぎだし…。」