裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
新川さんの笑顔も嘘っぽく見えるのは気のせい?


『どうぞ入って下さい』


私はスリッパを出して、部屋に招き入れた。


その後すぐに寛也さんもやってきた。


圭輔と2人でお出迎えしたけど、いたって普通の感じにちょっとだけホッとした。


リビングに4人集まり、寛也さんの手土産のワインで乾杯した。


『祥子さん~お誕生日おめでとう。最近、ずいぶん綺麗になった祥子さんに乾杯!』


『ちょっとやめて下さい新川さん。綺麗だなんて…』


そんなこと思ってないくせに、本当にいやだ。


『ううん、うちの病院に初めて来た時より絶対綺麗になってる!女は恋をすると綺麗になるっていうし~旦那様と今でもラブラブなのかなぁ?』


なんだかすごく意地悪な言い方。


最近は、ずっと病院で私にチクチク嫌味言ったりするのに、そんなお世辞言わないで欲しい。
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