裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
『私は寛也さんにして欲しいんです。寛也さんしかいない。だから、ずっとずっと私を離さないで』


『いやらしい祥子ちゃん。じゃあ、今日はあと何回イけるかな…』


1から10まであなたが好き。


世界中の誰よりも…あなたを愛してる。


ずっと一緒にいたい。


だから、圭輔には知られたくない。


知られたら何もかも終わりだから。


寛也さんは何も言わないけど、医師としての立場があって、やっぱり不倫してるなんて知れたら大変だし。


寛也さんに迷惑はかけられない。


圭輔との離婚も、正直、決心出来ないし、私の中には今の現状を維持したいという思いがあった。


いろんなことが整理出来ないまま、何が良くて、何が悪いのか、私は深く考えることを放棄してしまっていた。
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