私の騎士ボディガは超が付くほどのツンデレで困ってます!
「お母さん。さっきから気になっていたんだけどこの人のお世話になるみたいな話はどういうことなの?」
「あ、そうそう。今日から引っ越すんだけどね、引っ越した数か月後に海外出張が決まっているのね。けど、あーちゃんは学校があるから一緒にいくことは厳しいの。だから、お父さんの会社であーちゃんと一緒の学校に通っている子に面倒を見てもらいたくて。それで雄哉君に来てもらったってわけ。」
「ま、待ってよ。私そんなこと一言も聞いてないんだけど。」
「サプライズよ。ちゃんと一か月に一回は帰ってくるし、ね?」
「そういう問題じゃ…」
「雄哉君のこと心配してるの?それなら心配しないで。ゆやくんはとっても優しいし、きっとすぐに打ち解けることができろと思うわ。それに住み込みで面倒を見てもらうからいつ何時問題が起こっても安心よ。」
「え…す、住み込みって言った…?」
「えぇ、言ったわよ。」
「わ、私一人で大丈夫だから。」
「だめよ。いくら高校生になったって言ってもあの広いマンションに一人で住んでるなんて危ないわ。雄哉君はとっても強いらしいし、安心してね。」
だめだ、このままお母さんと話していてもらちが明かない。
もう、私が折れるしかないのかな…
でも、こんな人となんて本当に無理な気がする。
外から、トラックの音が聞こえてきた。
「あーちゃん、整理した荷物を持って。もうトラックに運びましょう。」
「あ、僕が持ちますよ。」
「え~、いいの?優しいのね。雄哉君は気遣いまでできて、あーちゃんと結婚してほしいくらいだわ。」
「いえ、僕に朱音さんなんて不釣り合いなくらいですよ。…」
今私にしか聞こえないくらいの声で『絶対に付き合いたくねーよ』っていったよね⁉
いくらなんでもひどくない…?
私もそろそろ傷つくんだけど。
「荷物取りに行ってきますね。」
「ありがとう。あーちゃんも雄哉君について行ってあげて。」
「わ、分かってるよ、!」
「あーちゃん、どうしたの、今日変だよ、?」
「別に…そんなことないから、!!」
お母さんは何もわかってない。私がどうしてこんなにも起こっているのか。
その人のせいじゃん。お母さんは変に鈍感だから。
何でこんなことは気づいてくれないのかな。
二階の私の部屋の前につくと、