私の騎士ボディガは超が付くほどのツンデレで困ってます!
いつ見ても玲奈の家は大きいな…
インターホンを鳴らす
すると中からジタバタという騒がしい音が聞こえてきた
いつもは基本おとなしい玲奈なので不思議に思っていると
「ごっ、ごめん。もう少し待って!!」
っと、言い捨ててぶちっと切られた。
一瞬のことで頭が追い付かないけど緊急事態か何かで焦ってるのかな
それから五分くらい待っていると門のカギの開く音がした
そしてインターホンから玲奈の入ってきてという声も聞こえた
さっきは何事かと思ったけど大丈夫そうで安心した
中に入るなり玲奈の部屋の前まで行くと二人が部屋の前で仁王立ちしていた
私が声を上げる前に目隠しをされて部屋の中に案内(入れら)された
そして目隠しを外されると風船があったりキラびやかに光っているライトがあったりと、飾り付けがたくさんされていた
すると感動した私はびっくりしたあまり泣いてしまった
そして二人は私が泣き止むのを静かに待ってくれた
飾りのところに〈離れてもずっと一緒〉という文字があってとても単純な言葉かもしれないけど、それが心に刺さって見る度に思い出して泣いてしまいそうになる
そしてその沈黙を破ったのは甘梨
「朱音、泣くのはまだ早いよ~!」
『えっ、?』
そういうと部屋の隅っこの方の死角のところに隠してあったものを出してきた
「う、うそっ…」
「離れていても私たちはずっと一緒だからね。朱音」
そういう玲奈の目には大粒の涙が零れ落ちそうで
嬉しくて、嬉しくて仕方がなかった…
『あ、ありがとう…ありがとう……』
私は二人に感謝の気持ちを伝えることしか出来なくて
そのあとは泣いている私や玲奈を見て、甘梨までもらい泣きをして時間まで三人でたくさん泣いた