不妊の未来

理玖「親同士で話したいなら連れて来なきゃいいのにな」

茉由「そうだね。でも理玖さんのおかげであの二人、チケット握りしめてちゃんと待ってるよ」

理玖「あんなにクシャクシャにしてたら機械が反応しないかもな」

ハハっと男の子たちを見て笑う理玖。
そんな理玖を見て茉由は思ったことをふと口にする。

茉由「理玖さんはいいパパになりそうだよね」

理玖「え?」

茉由「ううん。なんでもない」

茉由は笑顔で首を横に振り、入場ゲートの方を向く。

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