不妊の未来

大和「すみません」

院長に対して謝る大和。
院長はため息を吐きながら首を左右に振った。

院長「鷲尾さんが辞めることだから気にしなくてもいいと思ったんだが、万が一これを流されたら困る。だからきみには…来月から分院の方に行ってもらおうと思う」

大和「わかりました」

雇われの身の大和に拒否権はない。

ただ茉由とはきちんと話がしたかった。

院長に許可をもらい、茉由にも連絡して翌日の終業後、話す機会を設けさせてもらった。

茉由も大和に話さなくてはいけないと思っていたからすぐに了承の返事を送った。

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