妖怪ホテルと加齢臭問題(天音と久遠)
「ダルシマー・・?」
天音が聞き返すと、
久遠は冷酒を飲み干すと
「ああ、ケルト音楽にも、
よく使われる楽器でさ、
癒しの音って言われるんだ。
ユーチューブで・・」
そう言いながら、
スマホで、久遠は検索を始めた。
「ほら、これ・・聞いて?
すごくきれいだから」
オルゴールのように美しい、
確かに、天から降るような、
余韻が広がるような音色だった。
森の中のヒーリングミュージック。
「天音ちゃん、一緒に食べよう。
酒も飲めるよね」
五個年下の男に、「ちゃん」呼びされるのは、抵抗がある。
天音は躊躇したが、
ここはお客である、彼のリクエストなのだ。
この旅館を、少しでも高く売却するためには、むげな扱いはできない。
「ごしょうばんさせていただきます」
天音が言うと
「ゴショウバン?って・・・」
天音が聞き返すと、
久遠は冷酒を飲み干すと
「ああ、ケルト音楽にも、
よく使われる楽器でさ、
癒しの音って言われるんだ。
ユーチューブで・・」
そう言いながら、
スマホで、久遠は検索を始めた。
「ほら、これ・・聞いて?
すごくきれいだから」
オルゴールのように美しい、
確かに、天から降るような、
余韻が広がるような音色だった。
森の中のヒーリングミュージック。
「天音ちゃん、一緒に食べよう。
酒も飲めるよね」
五個年下の男に、「ちゃん」呼びされるのは、抵抗がある。
天音は躊躇したが、
ここはお客である、彼のリクエストなのだ。
この旅館を、少しでも高く売却するためには、むげな扱いはできない。
「ごしょうばんさせていただきます」
天音が言うと
「ゴショウバン?って・・・」