叶わぬ恋だと分かっていても
あとがき
 2021年3月から約2年4か月かけてやっと。
 途中休み休みではありますが、『カナコイ』、何とか書き切ることが出来ました。

 本作は私自身の体験談7割に3割ほど絵空事を織り交ぜて書き上げた半ノンフィクションな作品です。

 大切な人を自殺で失くしたのも、母を病気で失くしたのも。
 全部全部私が実際に経験したことを元にしているので…書いていて結構辛かった作品でもあります。

 でも…ラストだけは最初から決まっていて。
 だからこそタイトルが「そこ」へ繋がるように書き始めました。

 本作は休み休み書いたので読者様をじりじりさせたと思いますが、エブリスタで「年上男子特集」に選んで頂けたり、ベリカのコミック原作大賞の最終候補作に選んで頂けたりと色々光栄な作品でもありました。

 少しでも〝何か〟が読んで下さった方の心に残ったらいいなと思いつつ。


  令和五年 文月 鷹槻(たかつき)うなの
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