叶わぬ恋だと分かっていても
*直太朗
「なおちゃん、このアパートね、ペット可なの。知ってた?」
お風呂の中。
チャプンッとお湯を跳ねさせて背後のなおちゃんを振り返ったら、髪から水を滴らせた色っぽい彼と目が合った。
途端、ドキッと心臓が跳ねて、顔がカッと熱くなったのが自分でも分かって。
それを察したみたいに、なおちゃんの大きくて節くれだった手が、私のあごをすくい上げて顔を上向かせるの。
「なお、ちゃ……っ?」
彼の名を呼ぼうとした口を、悪戯っ子をあやすみたいにふさがれて、まるで口を開けて?と言っているみたいに唇の間をなおちゃんの舌が左右に行き来する。
ついでのように前に伸ばされた手で胸のふくらみをやんわり揉まれて、先端をキュッとつままれて。
「は、ぁっ……。ん……っ」
その、くすぐったいようなざわざわとした刺激に思わず吐息を漏らしたら、即座に滑り込んできたなおちゃんの舌が我が物顔で口中を蠢いて、私の中の理性を根こそぎ掻っ攫って桃色に侵食していくの。
お風呂の中。
チャプンッとお湯を跳ねさせて背後のなおちゃんを振り返ったら、髪から水を滴らせた色っぽい彼と目が合った。
途端、ドキッと心臓が跳ねて、顔がカッと熱くなったのが自分でも分かって。
それを察したみたいに、なおちゃんの大きくて節くれだった手が、私のあごをすくい上げて顔を上向かせるの。
「なお、ちゃ……っ?」
彼の名を呼ぼうとした口を、悪戯っ子をあやすみたいにふさがれて、まるで口を開けて?と言っているみたいに唇の間をなおちゃんの舌が左右に行き来する。
ついでのように前に伸ばされた手で胸のふくらみをやんわり揉まれて、先端をキュッとつままれて。
「は、ぁっ……。ん……っ」
その、くすぐったいようなざわざわとした刺激に思わず吐息を漏らしたら、即座に滑り込んできたなおちゃんの舌が我が物顔で口中を蠢いて、私の中の理性を根こそぎ掻っ攫って桃色に侵食していくの。