こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる

ドキッとした。

どういう事？

「あの……」

「こういうの、初めてじゃないでしょ。」

その言い方にちょっと、腹が立った。

「どうせ、男と派手に遊んでいるんだろ。」

私は宮下さんの腕を振り払った。

「どう思われようと勝手ですけど、そう言う言い方は止めて下さい。」

「じゃあ、どういう言い方だったらいい？」

宮下さんは、私の顔を覗き込んだ。


「今、彼氏いないんだって？」

「何で知ってるんですか。」

「西尾さんから聞いた。」

あのおしゃべり。彼女の情報通の訳が分かった気がするよ。

「なあ、俺と遊ばない？」

不意を突かれて、宮下さんに壁ドンされた。

ドキドキする。どうして？遊ばないって言われているんだよ？

私は、困った顔をしながら、宮下さんから目を反らした。