こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
「光里。」

顔を上げた瞬間、宮下さんにキスをされた。

腰が砕けると、宮下さんが支えてくれた。

「ごめん、突然。でも、男慣れしてんだと思うと、嫉妬しちゃって。」

ひゃああ!

宮下さんが、嫉妬⁉どういう意味⁉

「本当に今、男いないの?」

「い、いないです。」

「デートしている男も?」

「いないです。」

すると宮下さんが、私の額に自分のおでこをくっ付けた。


だから近い!近い!処女には刺激があり過ぎる!

「他の男に渡したくない。」

頭が真っ白になった。

私、ここまで口説かれた事ない。


「宮下!どこにいる?」

「はい、ここです!」

課長に呼ばれ、スッと私から離れた宮下さん。
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