こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
この後、どうすればいいの?

告白されて、ハグされて、キスされて。

それから?

そして私達は、もう付き合っている事になるの?


「あー、いい案が浮かばない。」

「はいはい。打ち合わせまでには、いい案出しておいてよ。」

西尾が横から、話しかけてくる。

「えっ?」

「えっ?って、仕事の話でしょ。」

まさかここで、恋愛の話だとは言えない。

「そうーだよねー。」

仕事しなきゃいけない。

でも人生初の恋愛に、私は心躍っている。

「なんか、変わったね。」

西尾が呆れた口調で、私をじーっと見ている。

「まあ、相手が御曹司だからか。」

「いや、そんなんじゃ……」

「玉の輿に乗るかもしれないと思うと、流石の平山も仕事も手に付かないか。」
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