こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
私は考えた。

それって、恋愛しか頭にない、低レベル女子のする事じゃないか?

「西尾。私、仕事頑張る。」

「はいはい。恋愛もね。」

宮下君に、いざ付き合ってみると、こんなに仕事できない奴だったのかと、思われたくない。


そして、週末。

会議室で打ち合わせが始まった。

「私が提案するのは……」

考えに考え抜いて、出し切った案。

採用されればいいけれど。

「いいな、その案。平山の案件を元に、他の二人も進めて欲しい。」

やった!

「課長。この案件、俺に預けてくれませんか?」

急に宮下さんが、手を挙げた。

「俺、もっとこの提案を練る必要があると思うんです。」

「ああ、いいよ。3人に任せるから。」
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