こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
待って。

それって、処女喪失のいいチャンスじゃない。

相手は私の事、気に入ってくれているのだし。

私は息を飲んだ。


期待して、行ってみようか。

今日の食事。


「平山。やけにやる気になっているな。」

後ろから課長に、肩を叩かれた。

「やる気!」

私は何を思ったのか、立ち上がってしまった。

「いや、そういうのじゃありません。そう言うのは、相手に任せるべきじゃないですか⁉」

課長も西尾も、周りの人もシーンとなっている。

「平山?」

「ああ……すみません。」

何頭の中が、セックスでいっぱいになっているのよ。

こんなの、高校生みたいじゃない。

「相手ばかりに任せるんじゃなくて、自分からやる気になれよ。」

「はい。」

トホホと思いながら、席に座った。
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