こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
「セックスする気満々って。初デートなのにどんな女なんだよ。」

「なっ!」

顔が赤くなった。

何言ってるのよ!もしそんな女だったら、とっくの昔に処女喪失してるわ!


「軽く見ないで。」

私は宮下さんから、顔を背けた。

「分かってるよ。社内じゃモテるって噂のいい女だもんな。」

なんか馬鹿にされているみたいで、悔しい!

「そっちこそ、どうなの?」

「どうなのって?」

「それだけ女を口説けるんだったら、さぞやモテるんでしょうね。」

「ははは。お陰様で。」

私は直ぐに振り返った。

宮下さんは、ニコッと笑顔になる。

何よそれ、自分はモテてますって、言ってるもんじゃない。

うー!悔しい!私も言ってみたい。
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