こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
「よし、今日は食べるぞ。」

席に着いた途端、宮下さんは店員さんを呼んで、目につく物を頼んでいった。

「いつもそんな風に頼んでいるの?」

「焼肉はね。ほら、1か月に1回ぐらいしか来れないじゃん?だから食べたい物を食べようと思って。」

ちょっとやんちゃに見えて、可愛らしくて微笑んでしまった。

「光里も食べてよ。じゃんじゃん、食べて。」

「うん。」

焼けたお肉を箸で食べると、お肉がとろけて美味しい。


「そうだ。今日、やる気満々なのは知っているんだけど。」

驚いてお肉を口から出しそうになった。

「何よ急に。話蒸し返して。」

「いや俺達、今日が初デートじゃん?」

「う、うん。」

「勿体ないから、セックスはまた今度ね。」

そう言って宮下さんは、二カッと笑った。
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