雪のとなりに、春。
***
「なーんであんなになっがいのよ、こっちはあんなにわかりやすく説明してるってゆーのにさ」
「仕方ないだろ、皐月が事故の目撃者だったんだから」
「はー汗かいた。ナツメ風呂貸せよ」
「いつも許可とる前に使うくせに」
そんな会話をしながら状況説明を終えた2人が戻ってくる。
「お、お疲れ様!!」
2人に駆け寄ると、雪杜くんは微笑んでこくんと頷く。
そして、なんと両手を広げて私を抱きしめてくれた。
「え、え!? ゆゆゆ、雪杜くん!?」
そんな、隣に皐月さんがいるのに、こんな。
普段「公共の場だから」とか言って全然くっつかせてくれない雪杜くんが。
そんなに疲れちゃったの!? いや、当たり前か!?
こんなの普通経験しないもんね!?
「あ、あの……」
「――さむい」
首元で囁かれた言葉に、ハッとする。
雪杜くんから伝わる体温が異常に高い。
それに抱きしめるというよりかは、寄りかかってきていると言った方が正しい。
おかげで後ろに倒れそうになるのを必死に耐えている。
「雪杜くん、もしかして……っ」
「そーそー」
「なーんであんなになっがいのよ、こっちはあんなにわかりやすく説明してるってゆーのにさ」
「仕方ないだろ、皐月が事故の目撃者だったんだから」
「はー汗かいた。ナツメ風呂貸せよ」
「いつも許可とる前に使うくせに」
そんな会話をしながら状況説明を終えた2人が戻ってくる。
「お、お疲れ様!!」
2人に駆け寄ると、雪杜くんは微笑んでこくんと頷く。
そして、なんと両手を広げて私を抱きしめてくれた。
「え、え!? ゆゆゆ、雪杜くん!?」
そんな、隣に皐月さんがいるのに、こんな。
普段「公共の場だから」とか言って全然くっつかせてくれない雪杜くんが。
そんなに疲れちゃったの!? いや、当たり前か!?
こんなの普通経験しないもんね!?
「あ、あの……」
「――さむい」
首元で囁かれた言葉に、ハッとする。
雪杜くんから伝わる体温が異常に高い。
それに抱きしめるというよりかは、寄りかかってきていると言った方が正しい。
おかげで後ろに倒れそうになるのを必死に耐えている。
「雪杜くん、もしかして……っ」
「そーそー」