雪のとなりに、春。
あちこち部屋を見て回るのはなんだか申し訳ないので、とりあえず一番お世話になっているリビングへ向かった。
そっと扉を開けて覗き混む。
窓から入り込んでくる外の光がカーテンを通して、うっすら青白い幻想的な空間が広がっていた。
「……あ」
ソファーに仰向けになって眠っている本物……雪杜くんを発見。
かけている毛布が落ちそうになっている。
そっと近づいて、起こさないように気を付けながら肩までかけなおした。
「……」
起きる気配がないので、安心してゆっくりとその場に座った。
もしかして、私に気を遣ってくれたのかな。
私を雪杜くんのベッドに寝かせてくれたのも、自分がこっちで寝ているのも。
もう。
私は全然ソファーでよかったのに。
……というか、一緒に寝たってよかったのに。
「雪杜くん、すき」
サラサラの前髪に触れると、綺麗に整った眉がぴくりと動いた。
あらわになったおでこにそっとキスをする。
「……」
雪杜くんと付き合ってから……ううん、雪杜くんを好きになってから、私は随分と欲張りになった。
それと同時に、わがままにもなった。
あれだけしたいと思っても、いざすると恥ずかしくて体は思うように動かないくせに。
今、もう触れたくてたまらなくなってるんだから。
そっと扉を開けて覗き混む。
窓から入り込んでくる外の光がカーテンを通して、うっすら青白い幻想的な空間が広がっていた。
「……あ」
ソファーに仰向けになって眠っている本物……雪杜くんを発見。
かけている毛布が落ちそうになっている。
そっと近づいて、起こさないように気を付けながら肩までかけなおした。
「……」
起きる気配がないので、安心してゆっくりとその場に座った。
もしかして、私に気を遣ってくれたのかな。
私を雪杜くんのベッドに寝かせてくれたのも、自分がこっちで寝ているのも。
もう。
私は全然ソファーでよかったのに。
……というか、一緒に寝たってよかったのに。
「雪杜くん、すき」
サラサラの前髪に触れると、綺麗に整った眉がぴくりと動いた。
あらわになったおでこにそっとキスをする。
「……」
雪杜くんと付き合ってから……ううん、雪杜くんを好きになってから、私は随分と欲張りになった。
それと同時に、わがままにもなった。
あれだけしたいと思っても、いざすると恥ずかしくて体は思うように動かないくせに。
今、もう触れたくてたまらなくなってるんだから。