先輩といろどる恋。˚✩




「今までの恋愛でこんなに猛烈に人を好きだと思ったこと無かったから、私今度は絶対頑張ろうって決めてるの!
たとえそれが表面的なものでも、冷たい口調とか言葉でも全然嫌じゃなかった!
むしろクールでかっこいいっておもっちゃったもん!」



「ええ…まさかのドM」






なかなかこの気持ちを人に伝えるのが難しくて、でも軽い気持ちで好きだと思ったわけじゃないことをわかって欲しくて私は続けた。







「ビビットセンサーが来たの!
例えるならもう運命だ!みたいな!
私今日話して改めて思ったけど、凪桜先輩がどんなことをしようと好きだって気持ちは変わらないと思う!確信した!」



「あはは〜、よくわかんなぁい」



「とにかく!!私は諦めるつもりは無いよ!!
本当に凪桜先輩がいる所はその周りの色が違って見えるくらいには!
だけど、初めての一目惚れだからアピールの仕方わかんないから教えて!」






きっと凪桜先輩がパンツ一丁で校内を逆立ちで歩いてても可愛いって思っちゃうくらいの気持ちだからね。





そんな私の熱意が伝わったのか、2人は呆れたように笑う。






「別に、反対とかじゃないし自分の恋愛だから風子がいいならいいんじゃない」



「だねぇ〜、ルリ達は応援するよぉ〜」



「ありがとう!」






私達は小学生からの仲だから、お互いの色んなことを知ってる。



知ってるからこそ、私が1度言い出したことはなかなか引かないのを理解してるんだよね。






< 10 / 148 >

この作品をシェア

pagetop