先輩といろどる恋。˚✩
先輩がせっかく見に来てくれたんだもん最高の私を見せたくて元気に返事をするとクスッと笑う先輩。
その横でトト先輩がはーい!と手を挙げた。
「僕うさぎさんがいいなっ!ふーちゃんがつくってくれるんだよねっ?」
「えっと、私はまだ修行中で…!」
トト先輩の注文に戸惑いつつお断りしかけると、一颯くんが私の肩をぽんと叩いた。
「知り合いなんだし練習がてらいいんじゃね?
お前飲み込み早いから随分できてるし。」
「ええっ!ほんとに?
失敗しても知らないからね!?」
「そんときゃ失敗作食わせりゃいいだろ先輩に」
「いや!先輩には完璧なものを出したいから頑張るよ!」
一颯くんの提案に私は頷きながら、先輩にガッツポーズをみせる。
それに対して呆れたような笑いをうかべる先輩は最高級にかっこよくて目眩するくらい好き。
「頑張ってねふーちゃん」
「はい!」
トラ先輩の応援に元気よく返事をして私は作業に取り掛かった。