先輩といろどる恋。˚✩
凪桜先輩と並んで歩くこと約1時間。
連れてこられたのは林の真ん中が広場になっていて、涼しいところ。
人っ子一人居なくて素敵なところだー!
「凄いです!こんなとこ初めて来ました!」
「意外とこんな話の中に来ないからね。
俺はよく来る。まだ誰とも会ったことないけど」
「1人になりたい時とかいいかもですね!」
「そ。そんな時はおすすめ。
たまに使ってもいいよ」
「ありがとうございます!」
凪桜先輩の特別な場所を分けてもらえるなんて幸せすぎるプレゼント。
付き合ってもきっと私が一方的に好きなんだから関係はあんまり変わらないって思ってたけど、意外と凪桜先輩は優しかったりやっぱり他の人とは違うような扱いをしてくれるようになった。
それが嬉しくて、幸せで、こんな気持ち初めてで本当に天にも登る思い。
「私凪桜先輩と付き合えて本当に幸せです!
凪桜先輩と付き合ってから辛いことも全然へっちゃらになりましたもん!」
変わってしまったお母さんとチャラ男のヒロシさん。
2人からの扱いは酷いもので、2人がいる時は部屋からほとんど出ない方が自衛のためで少し苦しい生活。
本当にお金も出してもらうなんて出来ずこうしてバイトすることになったし。
そんな中でも先輩が私にはついてると思えばなんにも怖くないし頑張れるんだ。