先輩といろどる恋。˚✩




そんな私の返事を聞いて頷いた凪桜先輩は、ゆっくりと立ち上がる。






「じゃあ必要なもの買いに行くか」



「はい!」






そうだよ、泊まる準備なんてしてきてないから下着もないし歯ブラシとかもない。


それを即座に理解して行動してくれるとか本当に素敵すぎる人だぁ。






「ついでにおやつとかも買うか。
面白い映画あるんだ、一緒見る?」



「はい!見ます!」



「おっけー。コンビニでいいでしょ。いこ」



「ゴーゴー!」






初の彼氏の家へのお泊まり。

予想外だったけど嬉しい出来事に浮かれつつ、先程のヒロシさんの言葉を思い返して固まってしまった。




避妊しろとかなんとかいってたよね?


さっきの大人の雰囲気もあったしもしかして今日本当にそんなことになる?え?お泊まりだし仕方ないよね。



でも心の準備が…それにコンビニで買う下着って…!!




全然嫌じゃないけど色んな不安要素があってぐるぐる考えている間にコンビニに到着する。





どうしようどうしよう、でも元々そんな美ボディでもないし着飾って誤魔化すことも出来ないなんて幻滅されないかな??




なんてことをずっと考える私だった。






< 138 / 148 >

この作品をシェア

pagetop