先輩といろどる恋。˚✩
「風子、いつでも弱音吐いていいからな」
「はい、ありがとうございます!」
凪桜先輩の温もりに包まれながら言われる言葉に目頭が熱くなる。
私にはやっぱり凪桜先輩が居て逃げ場があるから幸せだなぁ。
ずっとずっと凪桜先輩と生きていたい。
そんなこと言ったら重いよね。
「大好きです!」
私のこの気持ちを表すにはこの言葉しかなくてもどかしいけど、大好きな気持ちを伝えると優しく笑う凪桜先輩。
こんなにかっこよくて優しくて素敵な人が彼氏だなんて私の人生夢みたい。
「おやすみ」
「おやすみなさい!」
温もりに包まれたまま凪桜先輩の寝息が聞こえてくるまですぐだった。
きっと疲れてたんだよね、紫吹ちゃんの捜索もしたし。
少しだけ大人の階段を登ることになるかもなんて期待した自分もいたからちょっとだけ残念だったけど、不安もあったし、私たちは私達のペースで大丈夫。
今はそう思えるほどに凪桜先輩もちゃんと好きでいてくれると感じるようになったのだった。